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続いては伝統工芸に関する話題。沖縄では「豚」は鳴き声以外食べるといいますが、県産牛の地産地消に向けたある取り組みが進んでいます。
鮮やかなターコイズのレザーに沖縄らしさを感じる琉球びんがたを染色したトートバッグ。ブランド名は「Bin.」で、すべて牛革にびんがたを施しているんです。
琉球びんがた事業協同組合によりますと、牛革はこれまで色を染める際に顔料をはじいてしまい染色の難しさなどから扱われていませんでしたが、組合のメンバーが試行錯誤を繰り返した結果、1年で技術を確立し約3年かけてスタイリッシュな商品に進化させました。
摩擦に強く耐久性があるほか、県産牛の革を活用することで地産地消にも一役買っています。
琉球びんがた事業協同組合宮城守男理事長「お肉は食べて革は紅型をのせる、それが続いていくサステナブルなブランドになれば」
びんがたの新たな可能性を秘めた新ブランドBin.17日から3日間那覇市のホテルでブランドのお披露目と受注会を開きます。
県産牛を食べることはあってもその革を使ったアイテムはなかなか見たことなかったかも。また組合では、琉球びんがたを後世につないでいくためのクラウドファンディングを実施しています。集まった資金は職人の育成などに充てられるということです。