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2026年秋の完成を目指している首里城正殿の土台部分に敷かれる瓦「磚瓦」の製造工程が報道陣に公開されました。

「磚瓦」は、首里城正殿の土台部分にあたる「基壇」に敷かれる瓦のことで、2026年秋の「正殿」完成に向けて9月16日から与那原町の「島袋瓦工場」で製造が進んでいます。

2日報道陣には、県内で採取された「クチャ」や赤土に、深い朱色にするために加える「酸化鉄」などが配合される様子や、瓦の形に型取る作業行程などが公開されました。

「磚瓦」は乾燥させるため完成まで2~3か月ほどかかるということです。正殿の磚瓦の製造が県内で行われるのは今回が初めてで、2025年中に3400枚つくる予定です。

島袋瓦工場島袋拓真専務取締役は「令和の復元に関して、屋根から磚瓦まで携われて、(首里城は)末永く残っていく建物だと思っているので引き続き気合を入れて頑張っていきたい」と話します。

完成した「磚瓦」の国への引き渡しは、2026年の春ごろの予定です。