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沖縄のおとなり台湾の様々な情報をお届けする「わんさか台わん」です。今回は、台湾の中秋節に欠かせないお菓子や習慣、伝統的なスープの話題をお伝えします。

旧暦8月15日は、中秋節。秋の収穫を祝う日です。台湾では、家族や友人とバーベキューをする習慣がありますが、準備はちょっと大変そう…

記者「中秋節に欠かせないものといえば焼肉。しかし事前に一つずつ串に刺したり、事前準備は少し面倒…。そこで、多くのお店では全てが一袋にまとまった焼肉セットが用意されています。まさに手軽に焼肉を楽しむのにピッタリです!」

わんさか台わん 中秋節に欠かせない!モノの話題

袋を開けて焼くだけのパーティーセットや…加熱料理済みのものも!これからはお手軽バーベキューが主流になりそうです。

お月見の日でもある中秋節。欠かせないお菓子といえば「月餅」です。こちらのお店の月餅は、塩漬けされた卵黄を生地で包み黄金色に焼き上げるスタイル。この時期は予約でいっぱいの名店です。

わんさか台わん 中秋節に欠かせない!モノの話題

そんななか、ある大手IT企業がお店に5万個の大口注文を依頼しましたが「店主が断った」と話題になりました。

店主「その人がIT企業の社長とは知りませんでしたが、『本当に注文を受けないのか?』とわざわざ聞かれました。引き受けたら、5~6日間はその製造でかかりきりになり、他の顧客の注文を受けることができなくなります。常連の方々に申し訳が立たないんですよ」

常連客を大事にするさすがの名店!月餅の予約はお早めに!

わんさか台わん 中秋節に欠かせない!モノの話題

細切りの筍や白菜、えのきなどをたっぷり入れじっくり煮込んだとろみのあるスープ、「西魯肉 (シールーロー)」。宜蘭(ぎらん)県の伝統料理です。卵の衣揚げと、アワビ・ホタテなどの高級食材も加えごはんとの相性抜群に仕上げています。

「味も美味しく、特別感があって、とても新鮮。ほかで食べられる料理ではないし これなら昼でも夜でも食べられる」

「宜蘭といえば西魯が有名なので、記事を読んで店主のこだわりを感じて、絶対食べてみたいと思っていたんです」

店主「昔の西魯肉は、家にあまり食材が残っていない時にあるもので作る料理でした。肉は高価だったので、自分で飼っている鶏やアヒルの卵を使い、卵を揚げて加えていたんです」

店主の楊さんは、もともと警備員の仕事をしてましたが子どものころ近所の人々と「ごはん食べた?」と声を掛け合った地元のあたたかい雰囲気を再現したいとこのお店を始めました。

店主「10人のお客さんが来て、その中から2~3人が好きだと言ってくれたら、それだけでもうとても達成感がありますよ」

心も体も温まるスープ、味わってみたいですね。