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完成までおよそ1年となった首里城正殿の再建工事、完成に向けて着々と作業が進んでいます。

玉城真由佳アナは「作業員の手で慎重に正殿を傷つけないようにクレーンに吊られ屋根部分の大きな鉄骨が外されています」と伝えました。

正殿の復元工事は、外装工事の完了に伴い7月末から、建物を覆っていた素屋根の解体が始まっていて、作業員らは、地上25mの高さで部材を取り外し、重機を使って地上に下ろしていました。

基礎を含め素屋根は、2025年10月末までに完全撤去される予定で、日を追うごとに新たな正殿の姿がはっきり見えてきそうです。正殿の再建と並行してうるま市の工場では、石材の加工が進んでいます。

石高欄や小龍柱の製作工程が大詰めを迎える中、正殿の正面に設置される阿吽の龍「大龍柱」は、2025年10月にも鱗などの仕上げ彫りに入る予定で、2025年9月10日は、龍がとぐろを巻いている様子を表現するために、余分な部分を削り取る作業が行われていました。

琉幸建設・伊計安さんは「(首里城には)至る所に龍がいるが一番最初に見える龍は今制作している大龍柱なので楽しみに待ってもらえたら」と話しました。

大龍柱は2026年の春、令和の正殿は2026年秋の完成を目指しています。