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本島北部に新たなテーマパーク「ジャングリア沖縄」がオープンしてから1か月あまりが過ぎました。開業から見えてきた課題とは。

「Power Vacance!!」をキャッチプレーズにやんばるの自然を活かしたアトラクションなどを楽しむことのできるテーマパーク「ジャングリア沖縄」開業して1か月あまりが経ちました。

「ホライゾンバールーン」は標高200mの高さからやんばるの景色を眺めることができます。フィールドに隠された宝を奪い合う「トレジャーファイト」も人気アトラクションで、ここでしかできない「ハラハラドキドキ」の体験も。

ジャングリア オープンから1か月 見えてきた課題への取り組み

ジャパンエンターテイメント 加藤健史CEO「大自然を使った沖縄の体験が高い満足を頂いていますので、沖縄の可能性ということと、一方でたくさん運営・オペレーションに関してのご意見も頂いておりますので、そこへの課題というのを感じています」

運営する「ジャパンエンターテイメント」のCEO、加藤健史(かとう・たけし)さんは、多くの人が訪れている一方で、アトラクションの待ち時間が長くなってしまう課題などもみえ、パークをよりよくするための対策を講じてきた1か月だと振り返りました。

ジャングリア オープンから1か月 見えてきた課題への取り組み

ジャパンエンターテイメント 加藤健史CEO「開園後に一時的に人が集中するところを、実はそこだけが集中していてどんどんとその後パークのなかにいらっしゃるお客様の数が減っていく傾向がございます」「頭の集中を緩和しながら後半のあいたスペースをご体験いただき、みなさんの体験価値を上げるということをさせていただいておりますので、そういったことを繰り返しながら徐々に徐々に体験価値を上げていきたいと思います」

最優先に取り組んだのがパーク内の混雑緩和の対策です。先月31日までは午後3時、今月からは午後2時から、時間差で入場するチケットを販売しています。パーク内の人が比較的少なくなる午後の時間から入場してもらうことで、待ち時間短縮に繋げようという試みです。

ジャングリア オープンから1か月 見えてきた課題への取り組み

このチケットには人気のアトラクションにスムーズに乗ることのできるプレミアムパスや「スパ ジャングリア」の入場チケットがついています。

週末や祝日の午後7時ごろには花火の打ち上げもあり、閉園までパークを楽しんでほしいとしています。

訪れた人「花火がすごいきれいでした最高ですね」

ジャングリア オープンから1か月 見えてきた課題への取り組み

時間差の入場チケットで夕方からのジャングリアでしたけど満足度は?「最高 熱くなかったし、すいてるし、昼に比べたら満足です」

また、ジャングリアでは今月から県民に向けた新たな取り組みも始まっています。

ジャパンエンターテイメント 加藤健史CEO「(ジャングリアの)改善していく過程をぜひ地元の方々にもご体験いただけたらと思っておりますので、9月以降にですね県民のみなさま限定でこのパークに来場いただけるようなキャンペーンも実施したいという風に思っております」

今月1日から「ダイナソーサファリ」のプレミアムパスと「ジャングリア スプラッシュ フェス」への優先入場が付いた「沖縄県民特別チケット」の販売を開始しました。通常のセット料金よりも2860円安い価格で、来月31日分まで販売するということです。

「ジャパンエンターテイメント」は今後も様々な声に耳を傾けながらパークの改善を重ねていきたいとしていて、ジャングリアの今後に注目が集まっています。

ジャングリア オープンから1か月 見えてきた課題への取り組み