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県警察学校で8月28日、オープンキャンパスが開催され、高校生が警察官になるための訓練を体験しました。

うるま市にある県警察学校では、日々警察官になるための訓練が行われていて8月28日開かれたオープンキャンパスには高校生54人が参加しました。

高校生たちは、警察業務についての説明を受けたあと柔道の訓練が行われている武道場や学校生が生活する寮など校内を見てまわります。

警察業務の紹介では、警察犬に声や動作で指示を出す訓練や、紙に黒い粉末をかけて指紋を採取する鑑識作業も体験しました

また、災害現場での救助を担当する機動隊員も登場し、実際に車のドアをこじ開けて中から出られなくなっている人を助ける様子を実演しました。

さらに今回初めての取り組みも。

高校生「でーじまーさん」

学校生活についてより理解を深めてもらおうと学校内で実際に提供される食事が振る舞われ、高校生たちは、年の近い先輩に質問しながら木曜日恒例の特製カレーを味わいました。午後には重さ4kgの盾を持って先輩と一緒に走る訓練に参加しました。

参加した高校生「(先輩の走りは)そろっていて、前で声を出している人はかっこよかったですね」

参加した高校生「いろんなことを知れて、自分の力だけでは分からないことを体験出来て良かったと思います」

参加した高校生「きついけど警察官はやりがいが感じられそうだから(自分の職業として)考えています」

県警察学校 保里武志副校長「警察官は気力体力もそうですけど、地域住民のために働くという高い志を持ってほしいと思います。そういう人たちがより多く警察学校の門をたたいてくれるよう期待しています」

県警の採用試験の受験者数は減少傾向にあることから、県警では今後も警察業務への理解を深める取り組みを実施して、警察官志望者を増やしていきたいとしています。