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市の許可内容から逸脱した使用も確認されています。石垣市の伊野田漁港で7月15日、嘉手納基地のアメリカ空軍が救難訓練を行いました。

石垣島の北東部の伊野田漁港で7月15日、嘉手那基地のアメリカ空軍に所属するボート2隻が係留され、沖合いで救難訓練のための作業が確認されました。

市によると6月末にアメリカ軍と漁業者の救難訓練を目的に、漁港の使用申請が一般市民から出され、市は7月7日から31日までの期間で使用を許可したということです。

一方、沖縄防衛局は今回の訓練を把握しておらず、7月13日八重山警察署から防衛局に漁港に係留されている軍のボートについて問い合わせがあり初めて把握し、市に状況を確認をしたということです。

市によると使用許可は漁港内のプレハブの設置とボート係留のみということですが、7月15日の軍の訓練では漁港内で溺れた人を救難する訓練も確認され、石垣市長の職務代理者、知念副市長は申請目的外の港内使用に抗議する考えを示しました。

石垣市・知念副市長は「市としては防衛局も把握していなかったことから、防衛局と米国総領事に抗議しようと検討。目的外の使用には強く指導。守られない場合は取り消しも視野に検討」と述べました。

市によると民間と軍が、独自に市内で共同訓練を行うのは初とみられます。