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那覇市議会の大山孝夫議員が11日の本会議・一般質問で、対馬丸記念館の展示について「間違っている」と発言していたことが分かりました。
議員の申し出で「間違っている」という発言を議会はきょう取り消しを認めました。
11日の那覇市議会で「なは自民・みんなの協働!」会派の大山孝夫議員が、対馬丸記念館の展示パネルの県外疎開の経緯について「次の戦力となる子どもを確保とすることが真の目的」と記述があるとし「学習施設としてこのような間違っている記述については、適切でない」と発言しました。
6月12日の那覇市議会の本会議場で「大山孝夫議員からの発言取り消しの許可にご異議ありませんか」「異議なし」「ご異議なしと認めます」きのうの大山議員の発言のうち「間違っている」という部分の発言の取り消しを認めました。
大山孝夫議員は「対馬丸記念館関係者、ご遺族、非常に不快な思いをされた方もいると思いますので謝罪したい。誠に申し訳ございませんでした」と大山議員は、きょうの議会後、報道陣の取材に応じ、関係者に謝罪しましたが、今回の発言撤回は「間違っている」との部分のみで、沖縄戦前に県外疎開が行われた理由については、県史などを示したうえで「兵力の維持だけでないと思う」と釈明しました。