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石垣市で先月、道路上で衰弱し飛び立てない状態で保護されたカンムリワシが回復し、9日山林に帰されました。
カンムリワシは、石垣島と西表島のみに生息している国の特別天然記念物です。
4月8日、石垣市内の道路上で、動けなくなっているカンムリワシを観光客が見つけ、環境省石垣自然保護官事務所が保護しました。
このカンムリワシは、2024年ふ化し、親鳥から独立して間もない幼鳥とみられ、発見時は、かなり衰弱し飛び立つこともできない状態だったということです。およそ1カ月におよぶ治療や療養で回復した、カンムリワシは、ケージから出されると勢い良く羽ばたき、順調に回復した様子でした。
石垣自然保護官事務所の自然保護官、古見用介さんは、「石垣島は、交通量も多いため、車を運転する際には、野生動物に十分注意し、ロードキル防止に協力してほしい」と呼びかけました。
また、今回放鳥されたカンムリワシは救護した人の名前からひと文字を取り「ようちゃん」と名付けられ、識別の足輪が付いていて自然の中で生きる様子を見守ってほしいとしています。