※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
県が保存公開に向け調査を進めている第32軍司令部壕の第5坑口の入口で新たに石積が確認されました。
玉城知事は定例会見で「(第5坑口)正面の石積は目隠しの役割を果たしていたと考えられ、第5坑口の全面は外部からその存在を隠すために複雑な構造をしていたことが明らかとなっています」と話していました。
第32軍司令部壕の発掘調査で県は、新たに第5坑口の出入口正面で左右に広がった石積みを発見したと公表しました。
石積みは、全長4・5メートル高さは最大で65センチでこれまでの文献調査や聞き取り調査でも知られておらず県は「発掘調査の大きな成果」と評価しています。
第5坑口の入口は急傾斜地にあり、一般公開に向け手すりや階段を2026年度、整備する予定です。
出土した石積みやトロッコレールなどの遺構はガラス張りにするなど、2030年度までに抗口周辺を取り囲む建屋の整備を進めていくとしています。