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沖縄戦で旧日本軍が首里城の地下に造った「第32軍司令部壕」の保存・公開に向けて県はボーリング調査を行っていまだ明らかになっていない中枢部分近くを調べています。

首里城の地下に眠る旧日本軍が造った「第32軍司令部壕」について県は沖縄戦の実相を後世に語り継ぐ重要な戦跡として安全性に配慮したうえで段階的に保存・公開を2025年以降に行っていく方針です。

軍の作戦参謀室などがあった中枢部分の坑道につながる入り口付近の特定に向けて調査は行われていてアメリカ軍が作成した資料をもとに地表から深さ30mの地点まで掘ることになっています。掘削で取れた土を分析するなどして坑道が見つかれば3次元のレーザースキャナーで立体的に内部を測量していく予定です。

県知事公室特命推進課山城憲一郎課長「32軍司令部の壕がそのまま埋まってしまうのか今回の調査で明らかになって世の中のみなさま方に何か語りかけてくれるのか、そういった意味で、今回の調査は非常に大事な調査でございます」

県は今回のボーリング調査を2024年2月中旬まで続けて2024年3月末までに結果を公表することにしています。