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5ヵ月連続の実施に「もはや常態化していると言わざるを得ない」と抗議の声があがっています。

県などが中止を求める中、アメリカ軍はきょう、嘉手納基地上空でパラシュート降下訓練を実施しました。

儀間記者「時刻は午後2時を回りました。いま嘉手納基地上空に、複数のパラシュート部隊が姿を現しました。ゆっくりと降下する様子が確認できます。」

SACO最終合意では、県内でのパラシュート降下訓練は原則、伊江島での実施となっていますが、アメリカ軍は、伊江島の滑走路の状態が悪い事を理由に去年12月から先月まで嘉手納基地での訓練を実施していました。

きょう午後2時ごろ、嘉手納基地上空を飛行する特殊作戦機から兵士が次々と飛び降り基地内にゆっくり降り立つ様子が確認されました。嘉手納基地での訓練は、これで5カ月連続となりおよそ1時間半の間に合わせて20人の隊員がパラシュートで降下しました。

訓練を受けコメントを発表した玉城知事は「5か月連続で実施され、もはや常態化していると言わざるを得ない」としたほか嘉手納基地周辺の自治体でつくる三連協も「実質的な常態化である」と抗議しています。

今回の訓練に認識を問われた木原防衛大臣は、次のように述べました。

木原防衛大臣「嘉手納で定期的に行われる訓練ではなく、小規模であって、部隊の即応性を維持、向上するために緊急性があるものとの説明を受けており、防衛省としても例外的な場合に該当すると認識をしております」

また伊江島の滑走路が早期に使用再開されるよう取り組むことが重要として可能な限りの支援や協力を行うとしました。