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辺野古の新基地建設をめぐって農林水産大臣が埋め立て予定海域に生息するサンゴの移植を認めるよう是正指示を沖縄県に出したことは違法な国の関与だと訴えた裁判で敗訴した県が2月22日に最高裁に上告しました。

辺野古の新基地建設をめぐっては軟弱地盤がある大浦湾側に生息する約8万4000群体のサンゴを移植させるための許可を求めて防衛局は沖縄県に申請を出していて、農林水産大臣が是正指示を出して県に認めさせようとすることは違法な関与だとして県は国を相手に裁判を起こして指示の取り消しを求めています。

福岡高裁那覇支部は2月15日の判決で「是正指示は適法かつ有効で国の権限を乱用したとは認められない」などとして県の訴えを退けていました。判決を不服として2月22日に県は最高裁に上告したということです。

辺野古の新基地建設では国が前例のない”代執行”という措置を取って1月から大浦湾側にある軟弱地盤を固める工事を進めています。