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2023年も残すところ2週間あまりとなり新年を迎える準備が着々と進められています。沖縄糸満市の沖縄平和祈念堂では年越しを前に1年のほこりを払う「浄め」が行われました。

平和祈念像は沖縄戦で家族を失った山田真山画伯によって18年かけて造られ、1978年に設置させました。沖縄戦の犠牲者を追悼するとともに世界平和の願いを込めて慰霊の日の前日と年の瀬の年に2回、平和祈念像のほこりを拭き取る作業が行われています。

高さ12m・幅8mにも及ぶ大きな漆塗りの像を職員をはじめ一般から中学生までのボランティアが一緒になって丁寧に拭きあげていました。

参加者「ゆっくり磨き残しがないように拭いた。大事な行事に参加できたことはとても良かった」

祈念像の制作に携わった・糸数政次さん「(1年を)振り返ると世界中でまだまだ戦争が行われている。来年はこういった悲惨なことがないようにと思いを込めて浄めている」

参加した人たちは平和祈念像を浄めながら平和への思いを新たにしていました。