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楽園の海、案内は水中カメラマンの長田勇さんです。今回のテーマは「夏なのにシーズンオフ!与那国島の海」です。

長田勇さん「今回は、、、久しぶりに冬ではない与那国島の海で潜って来ました!」

ではVTRご覧ください。

長田勇さん「サーウェス与那国さんの「海航」に乗船して久部良港を出港します。なんと貸切でした。」

わー

長田勇さん「経験を積んだダイバーは、ハンマーヘドシャークが見られる冬に集中して来るため今の時期、与那国島の海はシーズンオフなんです。」

夏なのに!シーズンオフ!

長田勇さん「私もヨナグニは冬の期間に取材で行く事が多いので暑い時に行くのは久しぶりです。日本の最西端、西崎に入ります。」

楽園の海 夏なのにシーズンオフ!与那国島の海

ワクワクしますね。

長田勇さん「穏やかな水面から見下ろす海は、、、透明度30mでした。」

水底に向かう光線が綺麗ですね。

長田勇さん「この時期に安定して見られるのは、体長1mの大物です。水深18m付近を泳いでいると、正面から何やらやって来ました。」

なんでしょうか!!

長田勇さん「80匹ほどのバラクーダの群れです。潜り始めて5分で遭遇。この島に飛行機で到着してから2時間後のファーストダイブだったので驚きです。体長は1m。1匹でも充分迫力がありますね。そのあと10分後、水深28mで1000匹ほどの群れを発見!」

わー!

長田勇さん「潮の流れがキツい場所だったので、横から近づくのが精一杯でしたここでタイムアップです。」

長田勇さん「そして、こちらは翌日。今度は水深25mで遭遇しました。前日と同じ群れだと思われますが、正面からアプローチすると、さらに迫力がありました!!」

楽園の海 夏なのにシーズンオフ!与那国島の海

大迫力ですね!

長田勇さん「流れに逆らいながら10分間必死で泳いで撮影です。一緒に戯れることが出来ました。」

このような群れが見られるのに、シーズンオフなんて勿体無いですね。

長田勇さん「ダイバーの皆さんには、ぜひ夏の与那国も体験して欲しいですね。バラクーダの群れには、3回潜って2回遭遇しました。運が良ければ、バラクーダが洗濯機状態でトルネードする、通称『バラネード』が見られるんです。」

すてきなネーミングですね。

長田勇さん「でも今回のように流れが強いと、なかなか回ってはくれないようです。それでも、私が与那国島を離れたその日に、バラネードが。グルグルと回っていたそうなんです。残念。。気を取り直して、こちらは海底遺跡が眠っている場所、新川鼻。この日はベストコンディションです」

ダイナミックですね。

楽園の海 夏なのにシーズンオフ!与那国島の海

長田勇さん「ここは与那国島でとても有名な撮影スポット、海底遺跡のメインテラスですですが範囲が広すぎて普通のカメラでは思う様に撮影出来ません。ですので今回は、360°カメラでも撮影してみました。撮影している私も写り込んでいますが、後方や下まで全部一緒に写ってます。手前下は、実際にわん曲しているわけではありませんが、魚眼レンズみたいな感じで写りますからこの海に生息している魚には、このような景色に見えているのかもしれませんね。」

長田勇さん「こちら見てください、迷路のような切り立った岩の間を抜けた先にあるのは、、カメの形をしたモニュメントです。」

たしかにカメの形にみえますね。

長田勇さん「通って来た溝も地形的に面白いですし、とても不思議な光景ですよね。この場所を360°カメラで撮影すると、こんな感じです」

すごいですね、目が回りそう。

長田勇さん「私の泳ぐ姿や、岩と岩の幅の狭さも確認できるんです。こうするとカメのモニュメントとの位置関係もわかりやすいですよね。」

うーん初見だと難しい方もいらっしゃるかも。それにしてもすごい映像です!

長田勇さん「なかなか迫力ある映像になったんじゃないでしょうか。全く同じ映像をさらに面白い映像となるよう編集してみると」

わー!!!!びっくり

長田勇さん「もう宇宙ですね。湾曲している部分は実際の見た目とは違いますが、魚が見ている景色だと思いながらご覧いただければうれしいです」

魚はこんな風に見えているのですね、すんごい世界観。サイケデリックです。

楽園の海 夏なのにシーズンオフ!与那国島の海

長田勇さん「ええ、久しぶりに360°カメラで撮影したので、ちょっと楽しくなっちゃいました。」

長田勇さん「これからもお魚目線で色々と撮影したいと思います。ありがとうございました、以上楽園の海でした。

取材協力 サーウェス与那国