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県民や観光客など利用者の利便性向上を目指します。バス事業者や有識者などが集まり路線バスの公共交通機関としてのあり方について議論する推進協議会が行われました。

2023年9月12日、那覇市で開かれた、推進協議会には、県内のバス会社や観光事業者、自治体で交通関連に関わる職員などが参加し路線バスの利便性向上にむけた対策や今後について話し合いました。

協議会は、利用者の需要の高い区間を「基幹区間」と位置づけ、路線バス網の骨格として中心に現在、複雑になっている路線網を分かりやすくすることでより快適な利用が期待される「基幹バスシステム」の導入を目指しています。

ただ県内の各バス会社は、導入するには、多くの課題を解決する必要があるとして、「路線番号の表記統一」や「効率的な乗降方法の検討」など各社と協議しながら段階的に取り組みを進めたい方針だということです。

琉球バス交通・那覇バス小川吾吉代表取締役は「各委員の方に応援していただいているということを改めて実感した。我々バス会社ももっと頑張らないとという感じ」と述べました。

県企画部交通政策課・大城博人陸上交通班長は「環境問題・SDGsも含めて今公共交通に転換する良い時期だと思っている。この協議会で出てきた議論を持ち帰って市町村と一緒にバス事業者も一緒に1人でも多くの県民にバスに乗っていただければと思っている」と述べました。

協議会は、今後も基幹バスシステムの早期の実現に向けて、議論を重ねていく方針です。