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本屋や出版社など業界関係者が毎年、選ぶ県内で出版された本のなかでもイチオシ作品が発表されました。2023年は沖縄の行事に欠かせない料理の作り方をまとめた1冊が選ばれました。

「この沖縄本がスゴい!」は活字離れが叫ばれるなか本への関心を高めて県民が読書をするきっかけをつくってもらおうと県内の本屋や出版関係者などが協力してことしイチ押しの作品を決める2019に始まった毎年恒例のイベントです。

2023年の沖縄本には過去5回のなかで初めてとなる料理本が選出されむぎ社の「家庭でつくる沖縄行事料理とふるまい料理」に決まりました。

本には半世紀の主婦歴を誇る7人のアンマーが監修した73品がカラーの挿絵とともに解説されていて清明祭や旧盆など沖縄の年中行事で振る舞われる料理を中心に代々受け継がれてきた「島の味」が誰でも気軽に作れるようになっています。

料理を監修した諸見里恵子さんは「私たちも(年中行事の時)すぐスーパーに走っているなと思って、レシピが残せるのなら協力して自分たちの活動の足跡を残すのにはいいんじゃないかと(制作した)」と話しました。

むぎ社の「家庭でつくる沖縄行事料理とふるまい料理」は各書店に特設コーナーを設けて8月24日からおよそ1カ月間、販売されます。