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世界自然遺産に登録されたやんばるの森が育んできた生物多様性の魅力を知ってもらおうと現地を知り尽くした動物写真家による講演会が沖縄県国頭村で行われました。

動物写真家・湊和雄さん「高い山がないのに、これだけ密な森な広がっていて、それが世界的な希少動物の宝庫である」

国頭村にあるやんばる野生生物保護センターで開かれた動物写真家・湊和雄さんの講演会は2年前に世界自然遺産に登録されたやんばるの森に生息する生き物たちのことを知ってもらおうと企画されたものです。

講演会ではやんばるでしか見ることのできない固有種の「オキナワイシカワガエル」の特徴を紹介したりしながら豊かな生物多様性は高い山がなく密集した森とそのなかを張り巡らされたように通る渓流によって育まれたものだと伝えていました。

動物写真家・湊和雄さん「渓流が網の目のようには発達している、こんな小さな滝とかね、渕、水たまりですよね。それらが無数にあるんで、そこが非常にバラエティに富んだ生息環境を提供してくれてて…」

やんばる野生保護センターでは湊さんがファインダーに納めた生き物たちの貴重な瞬間を間近で見られる写真展が8月31日まで開かれています。