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76年前の「2・28事件」の遺族らが16日、照屋副知事と面談し、台湾に求めている犠牲者認定について県の支援を求めました。

「2・28事件」は、1947年に中国大陸から台湾に来た国民党政権軍による弾圧により多くの死者が出たもので、台湾側の推計では1万8千人から2万人8千人が死亡したとされています。

遺族らは「2・28事件」に家族が巻き込まれ亡くなったとして、これまでに2度台湾側に対して認定賠償を求めていましたがいずれも却下されています。

その後、家族が事件で亡くなったことを示す新たな証拠が見つかったとし、8月、3度目の認定賠償を求めました。

2・28事件で父を亡くした徳田ハツ子さんは「あの世に、お父さん、あなたは残酷な死に方をしたけど、私は解決してきましたよと持っていきたいという希望がある」と話しました。

 照屋副知事は「知事に報告し、どのような対応が出来るか検討したい」と返しました。