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裁判は、7月12日で結審し、11月15日に判決が言い渡される予定です。辺野古の新基地建設をめぐり、設計変更の不承認を取り消した国土交通大臣の裁決は違法だとして県が国を相手に不承認の回復を求める裁判。7月12日那覇地裁で口頭弁論が開かれ、県は改めて訴える権利があると主張しました。

この裁判は、辺野古新基地建設で大浦湾側に見つかった軟弱地盤の改良工事のために防衛局が申請した設計変更を不承認とした県の処分を国土交通大臣が取り消したのは「違法」だとして県が取り消された不承認の回復を求めています。

7月12日の第3回口頭弁論で県側は、「司法の判断が行政府の判断より優先することが望ましく、また裁判を受ける権利の保障はされるべきである」として県にそもそも訴える権利があると改めて主張しました。

一方、国側は2022年12月に出された、埋め立て承認撤回の効力回復を求め県が訴えを起こしていた裁判の最高裁判決を引き合いに出し、「県には裁判を受ける権利や原告適格がない」と反論しました。

裁判は7月12日で結審し、2023年11月15日に判決が言い渡される予定です。