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フィリピンで国会議員などを務め現在、アメリカの大学で教授として活動する男性が、沖縄とフィリピンが置かれている現状や日米の軍備強化について講演します。

講演を開くのは、ニューヨーク州立大学の教授でフィリピンで反戦平和活動をするウォルデン・ベローさんです。

ベローさんは2023年6月7日から沖縄を訪れていて普天間基地や嘉手納基地などアメリカ軍施設を視察し県庁で開いた会見では、過密化する基地の存在がフィリピンと同じ状況だと指摘、県民が強いられている基地負担の大きさを感じたと話しました。

またベローさんは、台湾周辺で海洋進出をする中国の問題に触れフィリピンで返還されたアメリカ軍基地を再び使用する状況となりフィリピン国内では軍備強化に反対するデモが相次いでいると報告。負担が増す安全保障の環境についてフィリピンと沖縄が連携して今後の問題解決につなげたいと話しました。

ベローさんは、6月10日午後1時から那覇市内で「沖縄とフィリピンアメリカ新冷戦の最前線」と題した講演を開きその中で市民団体と意見交換や平和に関する声明を出したいとしてます。