※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

北朝鮮の偵察衛星発射に備えて先島地域に展開している自衛隊の迎撃ミサイルPAC3について、浜田防衛大臣は、「破壊措置命令を命ずる可能性がないと判断された場合に終了する」と終了の可能性について言及しました。

政府は2023年4月22日に北朝鮮が計画する偵察衛星の発射に備えて破壊措置準備命令を出し、自衛隊の迎撃ミサイルPAC3を与那国島、石垣島、宮古島に展開しています。

ただ、5月16日までに北朝鮮が衛星を発射する兆候はなく、各地域へのPAC3展開は1カ月近くに及んでいます。こうした状況に、浜田防衛大臣は5月16日の閣議後の会見でミサイル部隊撤収の可能性に言及しました。

浜田防衛大臣は「今般の沖縄県地区へのPAC3部隊の展開などは、弾道ミサイル等に対する破壊措置を命ずる可能性がないと判断された場合に、終了することになると考えております」と述べました。

また、浜田防衛大臣は北朝鮮の動向について今度も情報収集を進める方針を示しました。