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QABが制作したPFASによる水源汚染問題をテーマにしたドキュメンタリー「命ぬ水」の上映会がアメリカの5つの都市の大学などで約1週間にわたって行われました。

ドキュメンタリーの上映会は3月18日から3月25日にかけてアメリカ東海岸5都市の大学などで行われました。

番組を制作したQABの島袋夏子ディレクターと同じくディレクターを務めたフリー・ジャーナリストのジョン・ミッチェルさんが登壇して米軍による環境汚染の現状や、問題解決をはばんでいる日米地位協定の存在を説明しました。

2022年6月に復帰50年特別番組として放送した「命ぬ水~映し出された沖縄の50年~」は米軍基地周辺で明らかになった有機フッ素化合物・PFASによる水源汚染に迫ったドキュメンタリーです。

ジョン・ミッチェル氏「来場のみなさんに感謝しますみなさんがここにいることが『沖縄は孤立していない』と強力なメッセージになります。米政府に対しても米国の人々がこの問題を気にかけているという強力なメッセージになる」

上映会はボストンで開催されたアジア研究学会をはじめ、ブラウン大学やコネチカット大学、ニューヨーク大学やジョージワシントン大学などで行われ、学生や研究者などが参加しました。

参加者には沖縄と同様にアメリカ軍による水源汚染が問題になっているハワイ出身の学生をはじめ、過去に嘉手納基地に駐留していた軍関係者の家族という女性も参加。

「こうした情報をアメリカ軍関係者やアメリカ人に共有していく必要がある」との意見があがったということです。