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高校バスケのおきなわカップです。この大会は県外・国外の強豪を招いて沖縄市で行われているものです。決勝では言わずと知れた名門校と県内の強豪校が激突し、県出身選手同士の意地の戦いになりました。

今年で19回目の開催となる、高校バスケのおきなわカップ。県外からは3年連続ウインターカップ出場の金沢高校や台湾からは南山高級中学など、国内外の強豪6チームが集い優勝を争いました。その中で予選リーグを勝ち抜き決勝に進んできたのは、美来工科、そして福岡第一。

福岡第一は去年を含めインターハイで5度の優勝、ウインターカップでも4度の優勝を果たしている言わずと知れた名門できのうの決勝でも、身長200cmのサーシェッハを軸としたインサイド、さらに次々と3ポイントを沈めるなど、中でも外でも圧倒します。

おきなわカップ 注目の県勢ガード対決

そのチームを牽引しているのが、県出身の崎濱秀斗。中学時代に福岡の学校に転向し、強豪の福岡第一へ進学。去年下級生ながらインターハイ・ウインターカップで活躍し全国から注目されている選手です。

この試合も得点にアシストと注目度の高さを裏切らないプレーを見せます。(28・32点目)その崎濱に並々ならぬ対抗心を持っていたのが美来工科の宮里駿太。

2人は小学校の時からの知り合いで中学校の新人大会で戦って以来の対戦でした。

美来工科・宮里駿太選手「(意識は)正直秀斗のことでいっぱいでした」

福岡第一 崎濱秀斗主将「おきなわカップが始まってから結構話をしていて決勝でやろうなって話をしていて」

おきなわカップ 注目の県勢ガード対決

2人が司令塔として引っ張る試合は終始福岡第一がリードする展開。美来工科は第3Q、キャプテン・山城颯の3連続スリーで追い上げますが流れが傾きかけた時に、崎濱が要所でリングを射抜きます。(56・67点目)

福岡第一が20点リードして迎えた第4Q。点差はつきましたが、宮里と崎濱のマッチアップは熱を帯びます。

美来工科 宮里駿太選手「同じ同級生で同じ沖縄ということもあったので1対1で絶対に負けたくないという気持ちでした」

試合の最後には福岡第一に所属する県出身選手5人が揃ってコートに立ち沖縄の選手たちが、地元で活躍をみせました。

試合終了 実況「このおきなわカップ 優勝したのは福岡第一です」

福岡第一 崎濱秀斗主将「雰囲気も良くて楽しかったです(今後)すべての大会で優勝できるように頑張りたい」

おきなわカップ 注目の県勢ガード対決

美来工科 宮里駿太選手「秀斗を意識して秀斗が自分の相手をしてくれるくらいまで成長したいと思っています」

おきなわカップでの経験を糧にこれから夏のインターハイ、冬のウインターカップに向けさらなるレベルアップをはかっていきます。