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人体に有害な影響を及ぼすとされているPFAS汚染の問題で、2022年、県が実施した土壌調査の結果を公表し普天間第二小学校の土壌が対照地点となった糸満市と比べ、16.5倍と高い数値が検出されたことが分かりました。

県が、2022年12月に行った土壌に含まれる有機フッ素化合物PFOSとPFOAの調査は、宜野湾市で3地点嘉手納町で1地点のほか、対照として糸満市1地点の合わせて県内5地点で実施されました。

調査の結果、宜野湾市の普天間第二小学校からは、対照地点となる糸満市と比較して16.5倍と高い数値で検出されたことが明らかになったというこです。

県は調査結果について国内で土壌中に含まれるPFOS等に関する基準値が定められていないことから「安全性の評価は困難」としたうえで、「基地からの影響を受けている可能性を否定することが出来ない」としています。

県は今後、宜野湾市などと連携して基地内への立ち入り調査の実現や国やアメリカ軍に原因究明調査や対策の実施を求めるほか、2023年度には、全県的な土壌調査を実施し、国に基準値の設定を求めていく方針です。