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弾道ミサイルが飛んで来ることを想定した住民避難訓練が那覇市で実施されました。訓練に反対する市民団体が抗議の声をあげるなど、現場は異様な雰囲気に包まれました。

国、県、那覇市の3者による住民避難訓練は、架空の国が発射した弾道ミサイルが日本に飛んでくる可能性が判明したという想定で実施されました。会場近くでは訓練に反対する市民団体による抗議集会も開かれました。市民団体は「訓練を行うことは弾道ミサイルを使った戦争を呼び起こすことにつながる」と訴えました。

那覇市の国民保護訓練に反対する会・長堂登志子さん「これ(訓練)をやったら国のやりたいことを那覇市はやるんだと。そういうことを受けているのと同じという危機感です」

訓練には周辺住民や近くのこども園の児童や保護者など、約90人が参加していて、危機を伝える防災無線が鳴った後、緊急時の一時避難所になっている「市民協働プラザ」の地下に逃げ込んで壁際にしゃがみ込んだり、防災頭巾をかぶったりして身を守る姿勢を取っていました。

参加者「もちろん起きないほうが一番いいんですけれども、もし、アラートがなった場合、一回経験しておくと違うので、やっていたらいいかなと思います」「サイレンが鳴ってから実際避難するまでにどうしたらいいのかが、今回の訓練で直接、行動しないとわからない部分があったので、よかった。今回訓練で誘導してもらったこともあったので、そこは安心感がありました」

那覇市役所では初動対処訓練も行われ、職員らが情報収集や市民への周知の手順などを確認していました。

知念市長は「市民の動きと、この本部の動きを連動させて、マッチングしているのかどうか、こういうのをしっかり確認する必要があるだろうということで今回実行したわけでございます。いろんなご意見があるなかでも、やはりやるべきだという人もいる、というなかで、私は意義があったというふうに思っております」と訓練の意義を強調しました。

弾道ミサイルの飛来に備える沖縄県内の訓練は2カ月前に初めて与那国島で実施されていて、今回で2回目になります。