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猛烈な台風11号は、発達を続けながら宮古島の南の海上を南に進んでいて今後も、先島諸島では強い風が吹くとともに、高波に警戒が必要です。

台風の雨風が本格化するのは週末になることが予想され各地で対策などが進められています。

濱元晋一郎記者・立ちレポ「から身体が押されるように感じるほどの強い風が吹き始め、雨も降ったり止んだりを繰り返しています。波もどんどん強くなっている状況です」本島の南を通り過ぎた台風11号が先島諸島の方に向かっていて、雨や風が徐々に強くなっています。

気象庁によりますと、宮古島市では9月1日午前11時40分に「21・6m」、石垣市では9月1日午後4時11分に「32・9m」の最大瞬間風速が観測されました。今後、最大7mの高波が予想され海はうねりを伴う大しけが続く見込みです。

石垣島や宮古島とその周辺離島を結ぶ定期船は終日欠航となっています。人の姿がなく窓口も閉じられたターミナルは閑散としていました。一方、人の姿が目立ったのは空港です。少しでも早く帰路につこうと朝早くから、観光客などが航空会社のカウンターに来てフライト状況を問い合わせたり予約していた便を変更したりしていました。

観光客「きょうの便は一応出るとは言われているが、予約している便をどう変更していくか、決めている最中です」

観光客「きのう(宮古島に)来て、あすまでいようと思ったが、台風で、今チケットを取って、きのう来てきょう帰ります。3、4日帰れないと困るので、しょうがないですよね」

台風11号は9月2日以降、進路を北寄りに変えて宮古島の方に向かう見込みです。強い雨風が長時間、吹き荒れることが予想されていることもあり宮古島市内のスーパーでは、台風長期化の懸念からか飲料水や卵、カップ麺などがすでに品薄の状態となっています。

濱元晋一郎記者「カップ麺を扱うこちらのコーナー、メインの棚には一つも商品が残っていません」

買い物客「いろんなところ、4店舗ぐらい行ったんですけど、なんにもないですね。カップ麺、そばとか、飲み物とかゼロでしたね」

買い物客「ホテルから出られないので、ホテルにいろいろ買いだめしておこうと思って、買ってきました」

買い物客「なかったです、卵が。今から(別の店に)また買いに行く」

台風が長引くことになれば、それだけ貨物船の入港が遅れることになり、島の物資の状況も心配が募ります。宮古島市では暴風警報が出された場合、市役所や公民館など7カ所を避難所として開設する予定です。

宮古島・石垣島 暮らしに影響…スーパー品薄