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初戦敗退も再び前を向く興南ナイン

夏の甲子園、興南の初戦。きのう番組でお伝えしていた時には興南がリードしていたんですが午後7時前までおよんだ試合は残念ながら逆転を許し、初戦敗退となりました。試合後のナインたちの声を中心に振り返ります

禰覇盛太郎主将 試合後「最高の舞台で甲子園という時間はあっという間だったのかなと思うのと、この大舞台でできたのも監督を始め仲間だったり保護者の皆さん、応援してくれた県民の皆さんの力でもあるのでみんなに感謝したいと思います」

沼尻キャスター「3年ぶりに入場制限なしに開催されている夏の甲子園。興南のアルプススタンドも盛り上がっています」

4年ぶりに夏の甲子園の舞台に立った興南。アルプスからの応援を背に受けたナインは3回、3番、きのう3安打の活躍、キャプテン・禰覇盛太郎、不動の4番として打ち続けた盛島稜大、この1年、投打に渡る活躍を見せた5番・安座間竜玖。クリーンナップの3連続タイムリーなど、この回一挙5点を先制します。

興南のアルプススタンドでは尼崎高校によるブラスバンドの演奏が響き、さらに結成4年目で、この夏が初めての甲子園での応援となる興南チア・リーディング部がエールを送り続けていました。

チアリーディング部 キャプテン 新垣亜子さん「夢の舞台で応援できて本当にうれしいです」

主導権を握った興南はエース・生盛亜勇太が自己最速を更新する148キロを記録するなど甲子園のマウンドでも躍動。しかし2点差で迎えた終盤8回。対するは、プロ注目選手でもある市立(しりつ)船橋の4番・片野優羽(ゆう)がホームラン!1点差に詰め寄られるとさらにこの回、タイムリーを許し同点に追いつかれます。

そして迎えた9回、ノーアウトからランナーを背負ったところで興南は生盛から安座間に投手を交代。チームは満塁策を選択。ノーボール2ストライクと打者を追い込んだ3球目でした。「デッドボール」

試合後、安座間のもとには次々とナインたちが寄り添い、励まし続けていました。

生盛亜勇太選手「自分が出したランナーだったので申し訳ない気持ちでいっぱいでした。甲子園は本当に楽しくて最高な場所でした」

応援団長 新垣仙一選手「一生懸命やって負けてしまったので悔いはないかなと思っています」

コロナ禍に苦しみながらも何度も逆境を超えてきた興南ナイン。悔しい初戦負けも、再び前を向きます。

安座間竜玖選手「楽しい3年間だったですし最後にこんな大舞台で野球ができたことはこれからの人生にとっていいことだと思うのでしっかりやっていきたいです」

禰覇盛太郎主将「(興南の)野球もとても厳しくて2年半耐えられるかなと思ったんですけど、キャプテンとしてここまで来られてよかったです(最後涙)」

宿舎に戻ってから撮った写真。そこには笑顔に戻った選手たちの姿がありました。