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あさって開幕する夏の甲子園。きのうの組み合わせ抽選会で沖縄代表・興南の初戦の相手は千葉代表の市立船橋に決まりました。その市立船橋がどんなチームなのか。相手が決まった興南の意気込みとともにお伝えします。

きのうの組み合わせ抽選会で大会3日目の第4試合で対戦することが決まった興南と市立船橋。

市立船橋 宮 栄太朗 主将「千葉大会では本当に苦しい状況の中で戦ってきて大会中に成長できたというのが自分たちの強みになってきたのかなと思います」

市立船橋は〝戦国千葉”と言われる千葉大会を制し15年ぶりに夏の甲子園出場を決めました。特筆すべきはその打撃力。千葉大会7試合で55得点と打って勝ち上がり、チーム打率は.389と興南を上回ります。

守る興南としては沖縄大会で幾度となくピンチを切り抜けてきたエース・生盛亜勇太を中心とした投手陣がいかに相手打線を抑えるかが鍵となりそうです。

夏の甲子園 興南初戦の相手・市立船橋戦力分析

興南 生盛亜勇太選手「(市船橋は)打線が良いチームだと思うので自分のピッチングがしっかりできれば打たれないと思っているので盛島のリードを信じながら強気のピッチングができたらいいかなと思っています」

一方、市立船橋の投手陣は千葉大会決勝で完投したエース左腕・森本哲星(てっせい)と右の坂本崇斗(しゅうと)の左右2枚看板の継投が軸となっています。

対する興南は好調な打線に加え沖縄大会ではやや打撃に苦しんだ4番の盛島稜大が当たってくると得点の期待値が上がってきそうです。

興南 盛島稜大選手「調子は右肩上がりでどんどん良くなってきていると自分では思っている。あとは打席に入っての緊張を楽しむだけだと思うので、しっかり練習をしてきているので大丈夫だと思います」

夏の甲子園 興南初戦の相手・市立船橋戦力分析

夏の甲子園には50回大会、100回大会、そして復帰50年を迎えた今年と節目の年に出場している興南。これまで沖縄県勢は春夏通じて甲子園100勝。新たな一歩となる1勝を掴みにいきます。

まずは初戦ですよね!対戦校の市立船橋は打撃がいいチームなんですね?

沼尻キャスター「そうですね、ここで両チームの地方大会の成績を比べてみます」「まずお伝えした通り、打つ方では興南の.316に対して船橋が.389と上回っていますし犠打も多いので手堅く送って得点を奪ってくるチームと言えそうです」

沼尻キャスター「一方、興南は何よりも失点数が少ないのが興南の特徴です。準決勝のKBC戦では4失点でしたが、それ以外の試合は零封か最少失点と堅い守りになっています」「数字を見ると、市立船橋は比較的点数は取られているので興南がいかに守って最少失点で切り抜けていくかがポイントかなと思います」

夏の甲子園 興南初戦の相手・市立船橋戦力分析

沼尻キャスター「また沖縄県勢と千葉県勢って甲子園でよく当たるんですよ戦績をまとめてみますと、夏については2006年・2008年・2018年・2019年と当たっています。通算成績としては上回っていますがここ2戦は苦しめられているので勝ち切ってほしいなと思いますね」

興南の初戦は大会3日目、8日月曜日の予定です。