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北谷浄水場や水源から高濃度のPFOSなどが検出された問題で、県企業局は浄水場での数値が2022年5月末時点で国の環境基準の暫定指針値を大きく下回っていることを明らかにしました。

県企業局によりますと、北谷浄水場の水道水を調べたところPFOSとPFOAの合計の平均値が2022年5月末時点で国の環境基準の暫定指針値1リットル当たり50ngを大きく下回る3ngだったというです。

北谷浄水場の16ある浄水池のうち、半分の8つに高性能活性炭を残りの半分に活性炭を設置したことや取水を抑制したことなどで濃度を低減できたことが要因だと分析しています。

また2021年度、北谷浄水場の水源で検出されたPFAS濃度の平均の値が比謝川取水ポンプ場で1リットルあたり140ng、川崎取水ポンプ場では44ngなど、水源4ヵ所のうち1ヵ所で高い数値が検出されているということです。

ただ、アメリカの環境保護庁が公表した健康勧告値では、PFOSが0.02ng、PFOAは0.004ngと県企業局はこの数字を重く受け止めていて、今後、国に改めて、アメリカ軍基地への立ち入り調査を求めるとしています。