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嘉手納町にある住宅の井戸水から有害性が指摘されているPFASが国の指針値のおよそ37倍検出されました。高濃度のPFASが検出されたのは、嘉手納基地からおよそ100メートルの場所にある住宅の井戸です。

2021年11月、QABが井戸の所有者である我謝得栄さんとともに水のサンプルを採取し、京都大学医学研究科の原田浩二准教授に分析を依頼していました。

その結果、国が定める環境水の指針値のおよそ37倍が検出されました。この井戸は長く飲料水としては使用されていませんでしたが、5年ほど前、県から庭の水まきにも使ってはいけないと指導されていました。我謝得栄さんは「以前はね、飲み水は使えないから、洗濯までだったらいいよということだったんですがね、今は全然使うなということになっているから」と話します。

今回の検査結果は、嘉手納基地周辺でどれだけ地下水汚染が広がっているかを表しています。

QABではPFASをテーマにした復帰50年特別番組「命ぬ水~映し出された沖縄の50年~」を19日、日曜日の午後1時55分から放送します。