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大型連休をきかっけに急拡大した感染の速度は鈍化した一方で二次感染が家庭内や高齢者施設などで広がりつつあると県の調査チームが注意を呼びかけています。

県の疫学・統計解析委員会によりますと先週1週間の新規感染者は1万3879人で、実効再生産数にすると本島では0・98人と減少しています。

ただ、宮古と八重山は依然として1を超えていて全県的に感染者の増加が続いています。大型連休後、拡大の速度が鈍くなっている一方で家庭内や高齢者施設での広がりが目立っていて「さらに高齢者への感染が広がれば治療のための病床を確保できなくなる恐れがあり、コロナ患者に限らず必要な医療を提供できなくなる」と委員会が指摘しています。

高齢者施設で続く集団感染について指導や巡回診療を行う支援班の活動が限界にきているためすべての施設を支援することは事実上困難な状況だといいます。

職員の感染も増加傾向にあり、感染している職員が勤務しないよう毎朝の体温と症状の確認を徹底してほしいとしています。