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大型連休を過ぎて増加の一途をたどっている県内の感染状況について、県の調査チームは「高齢者を含めた全世代で感染が拡大している」と警鐘を鳴らしています。

県の疫学統計解析委員会によりますと、先週2日から8日まで1週間の新規感染者は1万1182人で、感染者1人が何人にうつすかを示す「実効再生産数」は沖縄本島で「1.17」でした。

検査が減少する傾向にあるゴールデンウィーク期間中に感染者の報告が減らなかったことから「潜在的に未報告の感染者が多数いると考えられる」ということです。

流行が続いていた子どもだけでなく、すべての世代で感染が拡大していることもあり、入院リスクが高い高齢者の世代で今後も感染拡大が続けば「5月中旬に病床不足が顕在化する恐れがあり新型コロナの患者に限らず、必要な医療を提供できなくなる」と指摘しています。

沖縄県の調査チーム「未報告の感染者が多数…病床不足が顕在化か」