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沖縄県が不承認の取り消しに対抗措置 国地方係争委に申し出

辺野古の新基地建設で設計変更の不承認取り消しに対抗措置です。国の決定は違法だとして県は5月9日、国地方係争処理委員会に審査を申し出ました。

設計変更の不承認を取り消した国交省の裁決を不服として県は5月9日に国と地方の争いを仲裁する総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」に申し出ました。

不承認の正当性を訴えている県は国の機関である防衛局の申し出を受けた国交大臣が不承認を取り消したことは「国による違法な関与」だと訴えています。

大浦湾側に見つかった軟弱地盤の改良工事をめぐっては2021年11月に設計変更を不承認にした県の判断を不服として国の機関である防衛局が一般私人を救済するための行政不服審査制度を用いて国交大臣に申し立てたことから不承認が取り消されていました。

国地方係争処理委員会は県の申し出を受け、今後90日以内に審査を実施することになります。また、不承認の取り消しの他にも法的拘束力がある「是正指示」を出して5月16日までに設計変更を承認するよう求めていて県が更なる対応を迫られています。