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GWも中盤!3年ぶりに強い行動制限がないこともあり観光地として沖縄を選ぶ人が増えています。

もし”旅行中に新型コロナに感染したら…”どこに相談すべきか、観光客だけでなく県外から来た人を受け入れる県民にも知っておくべきことがあります。

観光客「コロナになった翌日から隔離するってなった場合にホテルの病床数も足りてないことも思うんですけど、それがホテル療養になるのか、自宅療養になるのか、どういったところに自分が隔離されるのかという場所の不安はあります。重症化したらどうなっちゃうんだろう、しかも知らない土地で、、、不安っていうのはあるのかな」

観光客「(沖縄で感染した場合の対処法は)わかんないですね、もう多分てんぱっちゃってどうもできないと思います」

観光客「自分たちの住んでいるところに戻るにしてもどう戻っていけばいいのかなというところが調べきれてないし不安かなと思います」「帰るまでの身動き取れない部分の金銭面とか不安になります」

今月8日までのゴールデンウィーク期間中に来県する観光客はおよそ21万3000人にのぼると予想されています。

ただ、沖縄は人口10万人あたりの感染者が先月中旬から600人台と全国ワーストで感染の高止まりが続いていて、県外から来た人が感染するケースも珍しくありません。

県内に住まいがなく、知人も少ない観光客が”新型コロナに感染した疑い”が出てきた場合、まっさきに問い合わせてほしいのが県が設置している”24時間対応のコールセンター”です。

TACO看護師・小島克麻(こじま・かつま)さん「どんな症状がいつから出始めたかを把握してまずは近くの医療機関を受診してほしい24時間コールセンターに電話をして医療機関を案内してもらい受診してもらえたらと思う」

電話相談の窓口では、県民だけでなく県外から来た人も含め、問い合わせてきた人に最寄りの医療機関を紹介してPCR検査を受けられるようにしてくれます。

検査で陽性が確定すると入院または宿泊施設で療養することになります。陰性であれば、健康観察など体調の変化に気をつけながら旅行を続けることができます。

さらに、観光客に特化した問い合わせ先も用意されています。

観光中に新型コロナ感染が疑われる時の対応

Traveler’s Access Center Okinawa 通称「TACO(タコ)」です。

水際対策強化のため那覇空港に設置されたもので午前8時から午後9時まで看護師と事務員が常駐しています。

専用のダイヤルで相談も受け付けていて医療機関でPCR検査を受けられるようにしてくれるだけでなくまた、知人の家に宿泊している時に体調が悪くなって、どこに滞在すればいいのかわからなくなった時などの相談にも応じてくれるのです。

TACOでは「旅行中に不安を感じた時には気軽に相談してほしい」と呼びかけています。

感染がわかった後、療養までの流れをおさらいします。県外から来た人が発熱した場合、相談窓口を通じてPCR検査を受けます。結果が出るまで、宿泊先に待機して、人との接触を避け、外出も控えないといけません。

陽性という連絡が来たら「入院」か「県が用意している施設」で療養することになります。病院や宿泊療養施設に移る場合、バスやタクシーといった公共交通期間を使わずに”県が出す車”で移動します。

宿泊療養施設では、療養期間中の宿泊費用はかからず、必要な飲食代は無料です。入るためには、PCR検査を受けた後にメールで届く「陽性証明」が必要になります。

備えあれば憂いなし…”旅中”の不安をなくす備えを整えるだけでなく「3回目のワクチン接種」や「事前の陰性確認」といった”旅前”の基本的な対策も徹底できれば、安心して沖縄を楽しむことができるのではないでしょうか。

これから本格的な観光シーズンを迎えるなか、観光客だけでなく、県民一人ひとりがもしもの時に手を差し伸べられるよう備えておくことがウィズコロナを見据えた今後、一層重要になってくるかもしれません。