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県の調査でワクチンの接種回数が増えるほど、新型コロナの感染で死に至ったり入院したりする率が減少傾向にあることがわかりました。

県の疫学・統計解析委員会が1月から3月末までの3カ月間で7万3000人近くの感染者を調査した結果、ワクチンを3回接種した人が死亡したケースはありませんでした。

接種の回数が増えるほど致死率が低下していて、特に80歳以上では未接種もしくは1回接種の場合死亡する率が3.8%で、2回目まで終えていると2.3%に下がっていました。

入院に至る割合も同様に接種回数に比例して低下する傾向にあり、80歳以上では、未接種もしくは1回接種だと87.4%あった入院率が、2回接種で60.4%、3回目接種だと34.2%にまで低下していました。

県の疫学調査チームは「病原性が低下したとされるオミクロン株であっても高齢者にとっては危険なため、ワクチン接種の必要性が示されている」としています。

ワクチン接種が多いほど「死亡・入院率が低下」沖縄県の調査