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キャンプ・ハンセンで起きた新型コロナのクラスター問題についてアメリカを出る部隊が出国時にPCR検査を実施していなかったことが発覚しました。

林外務大臣は「日本の措置と整合的とはいえない運用実態、これが明らかになったところでございます。強い遺憾の意を申し入れたところでございます」と述べました。

林外務大臣は12月22日、キャンプ・ハンセンで感染者が発生した部隊ではワクチン接種を済ませていることを前提にアメリカを出国する前と日本到着直後のPCR検査を省いて入国後5日目に実施していたとアメリカ軍から説明を受けたことを明らかにしました。

在日アメリカ軍のラップ司令官は「キャンプ・ハンセンのクラスターを深刻に受け止めている。日本に入る軍人・軍属などに出国前の検査を行わせる」と林外務大臣に伝えたということです。

玉城知事もアメリカ軍の対応に不快感を示しました。玉城知事は「米軍においても日本の国内法によって取り組まれている手続き、取り組みをしっかりと進めていただきたいと思いますし、そのような取り組みは取り組むべきという認識に立っていただきたい」と述べました。

キャンプ・ハンセンでは新たに9人の感染がわかり232人のクラスターに拡大していてアメリカ軍は陽性者の検体をアメリカに送ってゲノム解析を実施する方針です。

米軍 出国時と入国直後のPCR検査を省き入国5日目に実施