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きのう沖縄入りした松野官房長官は6日、玉城知事らと面談し、漂着が続く軽石問題や辺野古の新基地建設などについて意見を交わしました。

松野官房長官は午前、辺野古新基地の建設が進む名護市の渡具知市長らと相次いで意見を交わしました。渡具知名護市長は、基地から派生する騒音問題などの解決のほか、地域振興のための支援を求めました。松野官房長官は「普天間基地の全面返還に向けて移設を着実に進めていく」と改めて国の姿勢を示しました。

玉城知事「辺野古新基地建設については、提供手続きの完了までに約12年を要し、普天間飛行場の1日も早い危険性の除去に繋がらないことから、直ちに中断し、問題の解決に向け早期に国と沖縄県の協議の場を設けていただきたいと考えております」

松野官房長官と面談した玉城知事は、辺野古新基地建設を直ちに中断することや、観光や漁業、離島生活に支障が生じている軽石の漂着問題など、13項目を要請しました。

これに対し、松野官房長官は沖縄振興策は基本方向に基づき検討を進めると回答したほか、軽石の問題については「既存の災害復旧事業が適用される」と述べ万全の対応を取る考えを示しました。

松野官房長官 県内首長らと相次いで意見交換