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新型コロナの感染が急拡大している県内で7月27日、新たに過去最多となる354人の感染者が確認されました。前の週の同じ曜日と比べて2倍以上になり、感染のリバウンドが急速に進んでいます。

玉城知事「300なんて数だと追跡調査もなかなかできないうえに(感染者が)どういう年代の人たちなのか、まず調査としてあがってきて、その関係が濃厚接触者からなのか単独なのかということもできるだけ疫学調査をして、可能な限りの分析をしないといけないと思う」

県によりますと7月27日、新たに10歳未満から90歳以上の男女あわせて354人の感染が確認されました。15日連続で前の週の同じ曜日を上回り、5月29日の335人を上回り、1日あたりの感染者数としては過去最多となりました。

感染がわかった人のうち半数を超える192人の感染経路が不明です。162人は感染者との接触がわかっていますが、その中でも78人が家族内での感染となっています。

また、うるま市の医療機関で起きたクラスターは新たに14人の感染が確認され、感染者の合計が55人に増えました。

感染者が過去最多となった要因について、7月半ばに飲食や会食で感染し家族内に持ち込んでしまい、そこでさらに感染が広がったと県は分析していて、感染力が高いデルタ株が増えるなど、本島でも市中感染の広がりが見られることもあり、室内の換気を良くするなど、対策の徹底を呼びかけています。

玉城知事は7月28日に会見を開いて、県民に今一度気を引き締めて感染のリバウンドを抑え込むための協力を求めることにしています。

沖縄県で新型コロナ新たに354人感染 2カ月ぶり過去最多

那覇市で60歳以下にも接種券の発送はじまる

65歳以上の高齢者などへのワクチン接種を進めている那覇市。60歳以下の市民にも接種券の発送が始まりました。

7月中旬から基礎疾患のある人やエッセンシャルワーカーに加え、50歳から64歳の市民にも接種券の発送が始まり、7月下旬までに順次発送される予定です。

接種券が届いたら、市内12カ所の集団接種会場か、およそ60の医療機関での個別接種の予約が可能で、会場や医療機関は市の広報紙やホームページなどで公開しています。

今後の接種券について、16歳から49歳は7月下旬から8月上旬、12歳から15歳は8月上旬をめどに発送を予定しています。

市では、接種券が届いてから接種の予約や問い合わせをするよう呼びかけています。

那覇市で60歳以下にも接種券の発送はじまる