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新型コロナの感染拡大で療養者数が増え病床もひっ迫していますが、その影響はコロナ以外の病床にも出ています。

そんななか、6月から豊見城市の病院では、コロナから回復した患者などを受け入れる後方支援専用の臨時病棟が開設されました。

6月1日から運用を開始した新型コロナの後方支援専用の臨時病棟は、豊見城中央病院の空き病棟を活用したもので、新型コロナの治療にあたる重点・協力医療機関から紹介や受け入れ要請のあった患者の入院治療を行うものです。

この病院では、県内の急激な感染拡大をうけ、4月後半から急ピッチで準備をすすめ、運用開始の直前まで機材の搬入などを行っていました。

入院の対象となるのは、新型コロナに感染し、国の退院基準を満たしているものの、引き続きリハビリなど入院治療が必要な患者や、病床数の不足などで入院することができない新型コロナ以外の患者で、県内全域の重点・拠点病院から受け入れます。

豊見城中央病院の看護部・大城正志部長は「陽性患者を受け入れているところに関しては、人員もひっ迫しながら、病床もひっ迫している。そういった体制を私たちが少しでも軽減できればいいのかなということで、地域医療を守る形で取り組んでいきたいと思っていますので」と述べました。

豊見城中央病院では現在、専用病床を20床設置し、利用の状況をみながら今後、必要な人員が確保できれば、最大40床まで拡張したいとしています。

豊見城中央病院に新型コロナの後方支援専用臨時病棟