県内経済の動向などをお伝えするQビズです。災害が起きた際の備えについて考えたことはありますか?きょうは、コロナ禍で今、需要が高まっているあるものについて取材しました。いざという時に役立つかもしれません。

きょうは、とある工場に来ています。あ、なにかあちらで作業していますね。すみません、今何をしているんですか?

アルバトロス・宜野座匠さん「コンテナハウスを組み立てているんです。コロナや災害の現場で注目されている商品です!」

Qビズ 折りたたみコンテナハウス

きょうのQビズ、紹介するのはものの20分ほどで、組み立てから設置までが完了するという、その名も「折りたたみコンテナハウス」です。鉄を亜鉛メッキで塗った素材を使用しています。身長165cmの私が腕や足を、めいいっぱい広げても余裕です。

アルバトロス・宜野座匠さん「もともとはやっぱり災害があった現場だったりとか、なかなか家がすぐ建てられないという現場のために海外の方で作られた商品です」

Qビズ 折りたたみコンテナハウス

仮設住居が必要な災害現場や、コロナの影響で密を避けたい、というニーズに対応しようと、貿易会社アルバトロスが中国から輸入し、去年の年末から販売を開始しました。国内で唯一、こちらの会社だけ取り扱っているんだそうです。

コンテナハウスといいますと、農地などに置かれているのをよく見かけますよね。従来のものだと、窓や電源の取り付けなど、設置にかかるのは早くても2週間から1カ月ほど。

山城アナ「今、見えたんですけど、上に蛍光灯も付いているんですね」

アルバトロス・宜野座匠さん「今はまだ電気が通してないんですけど、電気が通せば蛍光灯が2つ付いていますので明るく電気を使えます」

そのほかにも、コンセントや窓があらかじめついているので、作業時間が格段と短くなるほか、折りたたんで重ねて保管できるので、あまり場所を取らずに済みます。

ちなみに、電気を繋ぐ際には、電力会社との調整が必要で、要望があれば、設置まで販売会社の方で行うこともできます。しかし、あくまでも仮設なので、住むことはできないんです!

Qビズ 折りたたみコンテナハウス

それでは、ここで本当に20分で組み立てができるのか?高校以来、ほとんど運動をせずインドア派だという渡嘉敷記者と糸満カメラアシスタントにチャレンジしてもらいました!

まずは、重機でハウスの屋根部分を吊り上げていきます。ただ見守るふたり。テレビ局に就職してこんなことをやらされるとは思っていなかったでしょう。さあ!やっと!出番がきましたよ!力を合わせて前後の壁を起こします。壁と壁をビスで固定し、もくもくと組み立てていきます。

山城アナ「意外にも早い!7分14秒!」

渡嘉敷翔太記者「手軽にできました」

糸満カメラアシスタント「スムーズに組み立てるにはどうやったらいいか考えながらやりました」

アルバトロス・宜野座匠専務「初めてにしてはすごくいいと思います」

Qビズ 折りたたみコンテナハウス

このコンテナハウスを店舗として利用している企業がありました。先週月曜日にオープンしたばかりの雑貨屋、西崎ベース。中を開けると、さきほどのコンテナハウスからは想像もつかないほどおしゃれな雰囲気。床を木目調にし、蛍光灯の代わりにランプを飾るなど、アレンジ次第でこんなにも変化があるんですね。

西崎ベース・眞玉橋さん「(Q.開店までにかかった時間は?)購入してからおおよそだいたい1ヶ月くらい、早い。」

もともとは、別の場所で店舗を構えていましたが、コロナの影響で昨年末に閉店を余儀なくされました。それでもどうにかお店を開くことができないかと考えていたところ、コンテナハウスに出会い当初より8割近くコストを抑えられたそうです

西崎ベース・眞玉橋さん「スタッフのやる気とこれからまた、新しいことをやっていこうというきっかけになりました」

コロナ禍での新しい店舗経営の1つとして期待されています。

Qビズ 折りたたみコンテナハウス

コロナ禍でお店を閉めなくてはならないという人にとっては、救世主のような存在になるかもしれないですね。すぐ移動できるからイベントなどで利用するのもよさそうです。

電力源がない場所でも発電機などを使えば、電気を通すことも可能ですのでイベントや災害現場、作業場が欲しいなど、今後様々な場所での活躍が期待されています。

「折りりたたみコンテナハウス」ですが、購入すると1台59万円で、レンタルも可能だということです。販売から3カ月がたった現在、口コミだけですでに20台ほど売れていて、目標は年末までに500台販売することだということです。

実は、もうすでに県外から300台ほどの受注があるようで、その多くが災害時のいざという時に備えたいという要望だそうです。

そして、宜野座さんによると、コロナ禍で今輸送用のコンテナやコンテナハウスが世界的に不足していて、それによりコンテナも通常期より、1.5倍から2倍ほど価格が高騰しているんだそうです。

日本は災害が続いているため、もともと箱型のコンテナハウスの在庫が少ないのが現状だそうですが、近年災害に備える意識が高まってきているのか、県外からの問い合わせが増加していて、コンテナハウスの重要性が今改めて見直されているようです。

以上、Qビズでした。