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仲間との絆に特別賞!

県内各地の小学校で19日卒業式がおこなわれ、子どもたちが学び舎を巣立ちました。このうち浦添市では強い絆と信頼で結ばれた卒業生全員に学校から特別賞が贈られました。

「村田光」「はい」卒業証書を受け取ったのは仲西小学校6年生の村田光さん、生まれつき両腕がない上肢欠損という障がいがあります。学校生活を送るなかで、光さんはできることはなんでも自分で取り組み、またクラスメイトも光さんに対して他の児童と同じように向き合い支えてきたといいます。

その強い絆と信頼を称えようと、学校から卒業生111人全員に特別賞が贈られました。

石川博久校長は「光さんの姿や温かい気持ちで支えてくれた仲間の姿は他の模範であり本校の誇りであります」と話します。

村田光さんは「僕は生まれつき両腕がない。周りのみんなは大丈夫と心配してくれるけど、できることは自分でやる。でも手がないからできないこともある。」「今はいつも僕を支えてくれる家族、いつも一緒に助けてくれる仲間がいる。だから僕は学校生活を楽しめている。いつか恩を返したい。」と話しました。

そして光さんは「中学校生活も3年間、みんなと過ごしたい」「一生忘れない大切な友達」と言います。友人も「(光さんは)頼りになるので、これからも大事に仲良くしていきたいです」と話しました。

仲西小学校では、光さんと仲間たちの絆を、後輩たちにもつないでいこうと特別賞のパネルを校内に掲示することにしています。