防災士稲垣さん「東日本大震災から10年、沖縄の大震災そのとき、私たちができることできないこと、この番組を2時間お届けしたいと思います」

東日本大震災から10年を迎えたきのう、災害が起きた時間に合わせて地域の防災を考える特別番組を県内6つのコミュニティーラジオ局がそれぞれ放送しました。各ラジオ局の代表者が防災士とともに災害が起きた時にどんな情報を発信すべきか議論しました。

FMよみたん比嘉美由紀副局長「(リスナーが)安心して自分も自信をもって避難の呼びかけだったりをできるようなになりたいと思って防災士の資格を取った」

万が一への備え「災害情報」の発信・入手どう考える

FMよみたんでは防災意識の向上につなげようと震災のあと被災地に取り上げられた臨時災害ラジオ局と連携を取りながら、東北の情報を伝える番組を10年以上続けています。

この日は学生時代に東京で震災にあったという村の防災担当職員をゲストに災害時のハザードマップや日ごろからの備えの大切さについて話しました。

学生時代に震災を経験した大城執 行政防災係主事「どんな備えをしたら落ち着いて行動することができたのか、行政の立場として村民の皆さんと地域の皆さんに伝えていけるような活動をしていきたいと思っている」

「あとファクトチェックですね。この問題は災害時に放送について回っているんですけど、コミュニティーFMの場合は平時から中々裏取れない状況がある中で、色んな情報入ってきますよね。それ実際どうしていくのがいいと思いますか?」「これはもう大変難しいところだと思います。しかし情報が遅れるのも人命一人救えたかもしれないということになりますので、すみません弊社はまだ精査できてない状況ですね」

企画の発起人の一人、FMとよみ安慶名さんは「災害時にラジオが果たせる役割を再認識し、課題を洗い出すことが目的だった」と特別番組の意義を語ります。

FMとよみ安慶名雅明代表取締役「ここまではできるけど、ここまではできないとか、こんなことやりたいんだけど、できないとかあるんですね。それを他局はどうしているかや、うちの場合はこうしている話なんかを集まっていく中で知恵が出ていくだろうというのがありました」

万が一への備え「災害情報」の発信・入手どう考える

コミュニティーラジオ局は対象地域に地元の情報を届けられる反面、他の地域の情報は届きにくく、詳しく伝えられないという弱点があります。広範囲に影響が及ぶ災害が起きた時にそれぞれのラジオ局が手を取り合って、連携することで有益な情報を1人でも多くの人に伝えられるようにできるといいます。

FMとよみ安慶名雅明代表取締役「僕らは地域のことはよく知っていますけど、他の地域のことは知らないんです。ただ豊見城に住んでいる他の地域の方々もいらっしゃるんです。その時にはリンクをはって、(例えば)久米島の情報を直接久米島の局から伝えてもらう。彼らは久米島の情報、非常に細かいわけですから。このネットワークが今までははっきりしない曖昧な状態。各局バラバラに動いていたものを、一つの情報ネットワークを結んで、かなり大きな範囲で災害に対する動きができるんじゃないかというのが今回のステップなんです」

FMとよみの特別番組では防災士として進行役をつとめた稲垣さんは阪神淡路大震災を経験しました。災害でテレビやケータイ電話が繋がらなくなったときにラジオから情報が得られるということを知っていれば、パニックに陥らず冷静な行動をとれるよになると言います。

防災士稲垣暁さん「何にも情報がない中で、これからどうやって動いていったらいいかがわからない中で、少しでも情報があると、それは次の判断、行動に繋がりますよね。そこに大きなラジオの意味合いがあるし、例えばいいスマートフォン持っているとか、高級な受信機を持っていなくても、ちっちゃなラジオ持っていたら情報が得ることができるんですよね。そこにラジオの災害時の非常に強みがあります」

県内では大きな災害が起きて緊急放送ができなくなった場合に備えて13局のコミュニティーラジオ局が相互に助け合う仕組みなどが進んています。

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緊急地震速報って聞いたことありますよね。はい、もちろんです、携帯電話などで地震を事前に知ることが出来るものですよね

その緊急地震速報は震度5弱以上でない限り情報の知らせが届かないことは知っていましたか?その震度以下でも知ることが出来るアイテムがあった場合は便利と感じませんか?地震が来た時の備えや対策について皆さんはどう考えてますか?

Q地震に対して日頃から何か対策などしてますか?

万が一への備え「災害情報」の発信・入手どう考える

記者「地震が起きたらどうしたらいいか考えたことありますか」10代女性3人「ないですね」「(津波が来る)わかっていたら高台にのぼる高台に!」

20代夫婦「(地震の対策は)していないですね」「防災グッズは今考えていたんですよ丁度、どう準備しようかみたいな、家具とかの固定はしていないですね」

70代男性「対策?とくには考えてないですね、自分の家は高台にあるので」

20代女性「いざとなったらどこに逃げればいいとか、自分の家の近くの避難所は知っておくとか一般的にはちゃんと知っておくべきなのかな」

去年1年間で県内で起きた震度1以上の地震の回数は99回と全国13位、およそ4日に1回のペースで発生している計算になります

2010年には震度5弱とかなりの揺れを感じた地震が発生していて、いつ起こるかわからない地震、沖縄には無縁というわけにはいかないんです。

緊急地震速報のシステムなど通信機器の設置やメンテナスを手掛ける堀内彰さん、沖縄は海に囲まれているため、地震だけではなく津波の対策も必要不可欠だとします。

エーテック 堀内彰社長「(沖縄は)土地が低いので、あの地震と同じような災害が起こると沖縄は潰れてしまうのではないかなとすごく心配してまして」「東日本震災みたいな津波が来るととんでもない被害になるなと思って」「(沖縄のために)やはりいてもたってもいられないという自覚があってそういう(対策は)やっていきたいですね」

地震の情報を知らせてくれるのが緊急地震速報です地震が起きるとP波・S波という2つの波が発生します伝わる速度が大きいP波によって最初に「カタカタ」と揺れを感じさせ、その後にやってくるS波が強い揺れをもたらすというのがメカニズムです。緊急地震速報は2つの波の性質を利用し、最初の波の時点で後からの波が伝わる前に手元の携帯電話に地震の情報を届けてくれます。

エーテック 堀内彰社長「(警報は)気象庁から発信され消防庁を通って」「テレビやラジオ、携帯に(配信)繋がっていくのですね、これは広域な使い方で情報量がたくさんあり付加価値が高いんですけども、どうしても時間が数十秒かかってしまう」「(予報を)受信するためには専用の端末が必要なんです。その端末を入れれば事務所とか家に入れれば気象庁からの情報が1秒ぐらいで知ることが出来る」

万が一への備え「災害情報」の発信・入手どう考える

緊急地震速報は震度5弱以上の情報しか届きませんがEWSシステムを利用することで、自分で設定した地震の震度について揺れの到達時間や津波の情報が瞬時に知ることが出来るようになります。

エーテック 堀内彰社長「具体的に場所をここで表示することで迷うことなくみんなが避難できると」「訓練を繰り返しやることで、いざという時は迷わず行動できますので、訓練を徹底してほしいなというのは凄く大きな重要なことになると思います」

「備えあれば憂いなし」という言葉があるように迅速かつ正確にな情報をもとに、常に身を守る状態をつくることが重要です。