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新型コロナウイルスの影響で延期された東京パラリンピックの開幕まできょうでちょうど1年。スポーツイベントや大会の中止も相次ぐ中、車いす陸上の上与那原寛和選手が地道な調整を続けています。

2008年の北京から4大会連続でパラリンピックの大舞台に挑む上与那原寛和選手。開催延期が決まった春以降は、地元の陸上競技場も閉鎖され、思うように練習できない日々が続きました。

中村アナウンサー「Q.延期の受け止めは?」

上与那原寛和 選手「世界各国でたくさんの方々が亡くなっているのもある菌の怖さもある。安心安全での開催がベストなので(延期は)仕方ないことだなとは思う」

中村アナウンサー「Q.高めてきた気持ちのバランスは?」

【東京パラリンピックまで1年】上与那原寛和選手

上与那原寛和 選手「本番に向けてしっかりトレーニングを積んできた部分もある1年間延びたことで気づく点が出てきた」

中村アナウンサー「Q.どんなことに気づいたのか?]

上与那原寛和 選手「バランス感覚。向かい風でのトラックになるとコーナーを曲がっていかないといけないので風に押された瞬間漕ぎ方のバランスが少しでも崩れてしまうと、体の位置や手の動き上げ方とかそこで弱い部分だと押されてしまう。その辺の筋力の強化とバランスの感覚を徹底して鍛えている」

今では車いす陸上界をけん引する上与那原選手。この1年を”自分が進化するチャンス”ととらえています。

中村アナウンサー「Q.延期になったこの1年にはどんな意味が?」

上与那原寛和 選手「延期でいただいた時間はトレーニングで弱い部分の強化にもあてられる。それをしっかり最大限に克服することで最高のパフォーマンスができて一番良い(メダルの)色につながるとそういうイメージを持っている」

中村アナウンサー「Q.50歳で挑むことについては?」

【東京パラリンピックまで1年】上与那原寛和選手

上与那原寛和 選手「自分の中では変わらないかなと思う。今やっていることを継続してどんどん高めていく。けがをしないようにだけ」

変わることのない東京への強い思い。”最高の舞台にするための挑戦”が今も続いています。

中村アナウンサー「Q.開幕1年前に思うことは?」

上与那原寛和 選手「ちょうど1年なのでこの1年という期間はしっかり克服していく時間だと思う。1年というのは短いようで長いのでしっかり調整をしていくことが課題でもあり最高のパフォーマンスで最高の色(のメダル)をとるそれができないとその1年は無駄になってしまうそれを目指して恩返しのつもりで」