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慰霊の日を前に、糸満市では、平和祈念像のほこりを払う「浄め」の行事が行われました。

戦没者の慰霊と平和への願いを込めて、沖縄独特の漆芸技法を用いてつくられた平和祈念像。毎年慰霊の日の前と大みそかには、沖縄バスのバスガイドや県立芸術大学漆芸分野の学生など、約30人で「浄め」が行われていますが2020年は新型コロナ対策で人数が8人に縮小されました。

参加者たちは高さ12メートル、幅8メートルの像にのぼり、丁寧にほこりをふき取っていました。

記念像の制作に携わった糸数政次さんは「きょうは人数縮小でやってますけれど今回浄めたことによって早くコロナがなくなればいいなと思い、今回は浄めを行いました」と話していました。

また2020年は戦後75年に合わせ、漆を塗りなおす「拭き漆」の作業も約10年ぶりに行われました。

平和祈念像 慰霊の日前に浄め