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首里城火災から3カ月あまり。復元に向けた作業が10日から始まりました。

船越記者は「首里城正殿内にある遺構の公開に向け、火災で出た、がれきなどの撤去の工事がきょうから始まりました」とレポートしました。

午前8時から始まった、がれきの撤去作業。初日の10日は、作業員22人が北殿の周りに散乱しているがれきを一つ一つ手作業でかき集め、大きな袋に詰めていました。がれきの量はどれだけあるかわからないということです。

また、焼け残った瓦や石造物などは、瓦職人などが再利用できるものを選別する予定で、瓦などについているすすなどを取り払う作業を行うボランティアも今後募集することにしています。

玉城デニー知事は「首里城には、多くの皆さまの思い出が詰まっており、撤去した破損瓦などは処分するのではなく沖縄県、国と一体になって活用に向けて取り組んでまいりたいと考えてます」と話していました。

首里城を管理する美ら島財団では、ゴールデンウイークには焼け跡や正殿の下に残る遺構を一般公開するほか、焼け残った瓦や石造などを公開することにしています。また、がれきの撤去が終わり次第、建物の解体作業に着手する予定です。