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5日、金武町伊芸の畑に、照明弾のようなものが落下しました。一夜明け、調べたところ、さらに照明弾とみられる2発が見つかったことがわかりました。

石橋記者は「照明弾が落ちた現場には、白い灰のような燃えカスが残っています」と話していました。

警察によりますと、5日午後5時半ごろ、金武町伊芸の畑に「照明弾のようなものが落ちてきた」と通報がありました。沖縄防衛局や警察によりますと、落下物は長さ10センチ、幅5センチの円筒状。重さはおよそ250グラムで、小さなパラシュートがついていたということです。

落下物を目撃した謝花喜順さんは「目の前にパラシュートみたいなものが落ちるのが見えたので、何か落ちたなと思って見に来たら、落ちていたという感じ」と話していました。

金武町伊芸は、米軍演習場キャンプハンセンと隣接していて、照明弾とみられるものは住宅から約50メートルほどの場所に落下しましたが、けが人は今のところ確認されていません。

また一夜明けた6日、沖縄防衛局や金武町の伊芸地区公民館によりますと、伊芸区内で新たに照明弾とみられる2発が見つかったことがわかりました。

玉城知事は6日、強い抗議を示しました。玉城知事は「米軍の物かどうか、沖縄防衛局が回収しているということで、その確認をさせていただいていますが、米軍のものであるとするならば強く抗議します」と話していました。

玉城知事は、訓練は民間地に被害が及ばない場所で行うよう、米軍に要請したいと述べています。