生まれた赤ちゃんの名前を書いて贈る「命名札」。みなさんの家の台所や、職場などにも貼ってあるんじゃないんじゃないでしょうか?この「命名札」の文化を残そうとユニークなアイディアを考えた人がいるんです。

赤ちゃん誕生の喜びや感謝の気持ちを込めて、出産内祝いに添える「命名札」。日本に古くから伝わる「健康を願う」しきたりですが、全国的には、あまり見みられなくなりました。ナレ:しかし、沖縄では、未だ「命名札」の文化が色濃く残っています。そんな「命名札」をこれからも受け継いでいきたいと奮闘する男性がいました。

「こんにちは~」浦添市出身で、現在は東京を拠点に役者として活動する宮平安春さん。

「命名札」について考え始めたのは1年半前。子どもの誕生がきっかけでした。宮平安春さん「妻が名古屋(出身)なのでその時に命名札を配り歩くじゃないですか、出産内祝いで。渡してて、そしたらみんな、なにこれ~っていうところから始まって。」

宮平安春さん「いろんな人の思いでみんなを大きくしていく感じとかがいいんですよ、沖縄って、って言ったら、みんなが素敵だねって。それが残るといいな~って。」

この日、久しぶりに集まった宮平さんの同級生たちも、ほとんどの人が命名札を配ったことがあると答えました。

同級生「実際にうちも、みんなが生まれたときのものを全部飾って見て、(あの子が今何歳だね~とか、誕生日そろそろだね~とか)成長もなんとなくわかる感じがするので沖縄らしくていいのかなって。」

しかし、その一方で・・・「捨てたことがある方?」「3人いました47」同級生「数が増えてくると、どうしようかなと思って、保管場所もいっぱいになってきちゃったりして。」

同級生「置き場所というかですね、引っ越しのタイミングで、捨ててはいなくて、しまってはいると思うんですけど・・・」

宮平さんが100人に行ったアンケートでも、多くの命名札が捨てられていることがわかりました。

これがなくなるのがすごく寂しいというか。

宮平さん「せっかくこんなに素敵なのにもったいない。僕が小さいときに感じた、おじいちゃんの家にあった命名札を感じとかを体験できないんだ、うちの娘はと思ったときに。」「捨ててる人がこれだけ数が増えていくと将来的にこれがなくなっちゃうんじゃないかなって。実際、いろんなところでなくなってきているものが沖縄で残っていて、これを大切にしてきたのに、これがなくなるのがすごく寂しいというか。」

そこで、宮平さんが思いついたのが命名札をファイルする専用アルバム「命名BOOKS」。仲間の力を借りて、沖縄らしいデザインの構想も固まりました。

宮平さんの同級生「使いやすいと思います、見られるのでいろいろ一目で50スペースも、いいと思います。」

同級生「今引き出しに眠っているやつを、しっかり順番よく並べて貼って、ちゃんと保存したいと思います。」

しかし、製本会社や印刷会社を回るなかで壁に直面しました。

宮平安春さん「東京は何十社も回ったんですよ。あっちの人からすると、本当に要るのかな?みたいなのがあって、風当りが強くて。」「今まで世の中にないもの、ということで、ノウハウが手探りなので、なかなか難しい状態です。」

それでも、命名BOOKSを待ち望んでいる人がいることを目に見える形にしたい・・・。そんな思いから宮平さんはクラウドファンディングを始めることにしました。目標の数まで、あとおよそ50%です。

宮平安春さん「僕らたまにしか集まらないんで、そこでぱっと子どもが大きくなって開いたときに、(同級生の)中には裏に名前の由来とか書いている人もいて、体重とか乗せてる人もいて、それを広げてぱっと見た時に、あ~そうだったねって。その子どももうれしいじゃないですか、僕もうれしいし、僕の友達も、残してくれたんだ~みたいな。そういう、1個花が咲くというか。」

宮平安春さん「大きくなってほしいっていう思いがここにあるんだよっていう話が広がることで、場がほんわかするかなっていう思いが、そういうのがあったらいいなと思っています。」

ナレ:子どもの成長を願う想いを受け継ぐ「命名BOOKS」、誕生まで、あともう少しです。

命名札は古くなればなるほど縁起がいいと言われています。場所がなくて捨てる、というのは、確かにもったいないし、気が引けるますよね。親戚の家で自分の名前の札を見つけたら、なんだかうれしくなったものです。自分の子どもや孫にも同じ経験をさせてあげたい。

需要があることを証明したい

宮平さんは「クラウドファンディングは単に資金目的じゃなくて、需要があることを証明したいと思い始めた」と強く話していました。クラウドファンディングは今月末までです。詳しくは「命名札」「アルバム」で検索してみてください。


クラウドファンディング命名札を収める専用のアルバムを誕生させ、【沖縄の文化】を守りたい。