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春のセンバツにつながる九州大会への出場をかけて熱戦が続く「高校野球秋季大会」。宮古島の連合チームには、誰よりもつながりの強い2人の選手がいました!

秋の初戦を前にブルペンで肩を慣らすのは、佐久間一晟(さくま・いっせい)選手。そして素振りに励むのは、佐久間大晟(さくま・たいせい)選手。顔も体格も良く似た2人は…双子です!

6歳の時、一緒に野球を始めた2人。高校は兄が宮古工業、弟は宮古総実と離れましたが、この秋は連合チームを組んだことでともに勝利を目指すチームメイトになりました!

兄・佐久間大晟選手「何を考えているとかたまに分かったり、(打席で)これは合ってないから何かを待ってるとか分かる。」「力を合わせて頑張りたい。」

弟・佐久間一晟選手「こうやってまた同じチームで野球ができるので、楽しくまずは初戦突破を目指して頑張りたい。」

今年は2つの連合チームを含む59チームが熱戦を繰り広げている秋の大会。上位2校が九州大会に派遣され、そこでベスト4以上に入れば、来年春のセンバツ甲子園出場が近づきます。

雨で1日順延となって迎えたきょうの秋季大会1回戦。宮古工業と宮古総実の連合チームは、南風原と対戦しました。

連合とはいえ顔なじみの野球仲間たち。初回から打線がつながります。1アウト1塁から3番弟の大晟。ボールをしっかり見て、はじき返した当たりは左中間へ。チャンス拡大の2ベースヒット。

1アウト2、3塁にすると、4番佐渡山翔太(さどやま しょうた)がタイムリーを放って先制点。

続く5番、双子の兄、一晟は、こちらもボールをしっかり叩いての2ベースヒットで追加点。総勢11人の合同チームが大盛り上がり、3回表まで7-1とリードします。

対する南風原もそのウラ。3点を奪って追撃を図ります。点の取り合いとなった中、ショートを守る弟 大晟は流れを渡さない好守備に。攻撃では4安打で3打点と活躍。盗塁も決めて攻守でチームに貢献しました。

そして兄一晟は、持ち味の長打力でトータル3安打。打点にチャンス拡大にとバットでの活躍が光りました。

佐久間兄弟だけでなく、チーム全体がよく振れていた宮古工業総実は、24安打21得点で快勝。初戦を突破しました。

兄・一晟選手「合同チームになってからの持ち味が打撃なので、1回戦で発揮できて良かった。チームが勝ってくれたら一番いいが、その中でも2人で活躍できたらもっといい。」

弟・大晟選手「気持ちを切り替えて、2回戦に向けてまた1週間練習を積んで、もう1勝できるよう頑張りたい。」