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米国と沖縄の学生が交流

沖縄国際大学の学生と米国で、沖縄について学ぶ学生が交流しました。

沖縄国際大学の野添文彬准教授は「沖縄の米軍基地は、非常に広大で、日本の米軍基地の7割を占めていますが(普天間基地は)その中のあくまで2パーセントにすぎない」と説明しました。

19日、沖縄国際大学を訪れたのは、沖縄文学を研究するハワイ大学の大学院生、ヒルソン・リードパスさんと、リッチモンド大学を卒業したクリスティーン・インザーさんです。

インザーさんは「Qこのようにヘリが近くを飛んでいるのは見たことがないですか?ないです。米国でもこんなに人が住んでいるところに基地があるのを見たことがないです。アメリカ本土でも基地に行ったことがないです。」と話しました。

リードパスさんは「つらいなと思います。生活するのは」と話していました。

2人は、県が米国の学生を対象に初めて企画した沖縄の課題についての論文コンテストで、上位2人に選ばれたことから沖縄に招待されました。

交流会では、沖縄の大学生と基地問題やアイデンティティなどについて、率直な意見を交わしました。

沖縄の大学生は「グラウンドで部活していたら、低空飛行しているヘリもあって怖い思いもするので、こういう思いをしている人がいるというのを、色んな人に知ってもらえたらいいと思っています」と話しました。

リードパスさんは「外国人に、沖縄のことを聞いたら、まず知らないと思います。そこで少しだけ沖縄のことを勉強したら必ず基地、沖縄は米軍基地がある場所となるが、それは残念だと思います」と話ていました。

県では、沖縄に関する理解をさらに深め、今後の研究に生かしてほしいとしています。